あいぼむプロダクツ

OFUTON-Z

OFUTON-Zは,シンプルなクロック切り替え基板です.
グリッチフリーなクロックマルチプレクサを採用し,切り替え時のグリッチを防いでいます. また,スイッチによる切り替えチャタリングをRSラッチで防止をしています.

なお,JPが非ショート状態であれば外部~SELECTを用いた切り替えが可能となり,例えば68000でバスを手放している間はクロックを落とす.特定のデバイスへのアクセス時にのみクロックを落とす.など応用可能です.

特徴

グリッチフリー
74157などを用いた単純切り替え回路では,切り替え時にグリッチが発生しますが.これを抑制します.
チャタリング防止
RSラッチを用いることでスイッチ切り替え時のチャタリングを抑止します
外部入力による自動切り替え
~SELECTに外部信号を接続すると,それに応じて自動でクロックを切り替えることが出来ます.

利用方法

長方形・正方形OSCに対応しているのでどちらも使用可能です.
基本的にCLK-Bが優先利用されます.スイッチを切り替えたとき,~SELECTがアサートされたときにはCLK-Aへ切り替わります.
物理接続
長方形・正方形に対応した足を出せるようにしていますので,元々OSCが存在して場所をソケット化すればそのまま差し込むだけで利用可能です.
なお,基本的にX68000やメガドラを想定して作成しているので5V専用です.
CLK-Aに物理的にOSCを乗せたときは拡張端子のCLK-A-INは利用しません.
CLK-SELへスイッチを接続する場合はJPをショートさせてください.また,その場合は~SELECTは利用不可となります(排他です)

各部の説明

ジャンパ
JP ショートさせるとCLK-SELによる切り替えとなります.
オープンの場合は拡張端子の~SELECTが有効です.

拡張端子
+5V 5Vの入力用です.OSCソケットに直差しする場合は入力する必要ありません.むしろ5Vを取れるラインとなります.
GND GNDへ接続してください.OSCソケットに直差しする場合は接続する必要ありません.むしろGNDを取れるラインとなります.
~SELECT 負論理です.pullup状態でCLK-Bが.pulldown状態でCLK-Aが有効になります.
CLK-A IN 本体へCLK-Aを乗せず,外部から入力させる場合は接続してください.本体CLK-AにOSCを乗せる場合は不要です
CLK-OUT OSCソケットへ直差しする場合は接続する必要ありません.これはSELECTされたCLK-AもしくはCLK-Bの出力が出てきます.