RaSCSI Adapter Lite (Rev.297)
RaSCSI Adapter Lite(以下:本アダプタ)は, GIMONS氏が作成・公開していた RaSCSIに対応したRaspberry Pi向け変換基板です.
3.5inchハードディスクとコネクタ位置・穴位置を出来るだけ合わせてありますので, PC本体へ内蔵や外付けハードディスクケースにそのまま取り付けられるようにしています.
基本的には先代Rev.288と共通ですが,若干のリファインと拡張端子を実装しました.
特徴
- SCSIバス信号レベル変換
- SCSIバス(5V)とGPIO(3.3V)のレベル変換を行います.
- 出力方向には64mAバッファを使用し,SCSI電気要求(48mA)を満たしています.
- アクティブターミネータを実装
- ON/OFF切り替え可能なアクティブターミネータを搭載しています.
- アダプタがSCSIバスの中間になる場合はOFFにしてください.
- ターゲットモード専用
- Liteの名に恥じずターゲットモード専用となります.
- イニシエータモードを利用したい場合は,上位のRaSCSI Adapterをご利用くださいませ.
- らずぱい起動待ち
- rascsiが起動するまではイニシエータ側を待たせます.
- ただし環境によっては動作しない可能性があります.
- えくしみむ版準拠の拡張端子 (New!)
- えくしみむ版基板と共通のI/Oポートを引き出しています.
- 別途スクリプトが必要ですが,外部ボタンを接続する事によりshutdownやHDDイメージの交換が可能になります.
利用方法
- バイナリは?
- RaSCSIは[standard]のバイナリをご利用ください.
- RaSCSI Adapter用の[aibom]ではありません
- 物理接続
- 4pin電源端子にHDD用電源を接続する事により,RaspberryPiへの電源供給も行いますので microUSBによる給電は不要です.
- また,microUSB電源供給時には4pin電源端子の接続は不要です.
- 4pin電源とUSBの両接続は絶対に行わないでください.破損する可能性があります.
- 実行
- 本アダプタをRaspberryPiのGPIOへ接続してください.
- rascsiを sudo実行すればOKです
- 目的に応じてスクリプトを動かすのも良いでしょう.
詳しい使い方などは,
導入書を参照してください.
各部の説明
TERM EN |
ターミネータON/OFF ジャンパ状態でONです |
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HOLD |
らずぱい待ち イニシエータとの相性が悪い場合はジャンパさせると良い【かも】しれません. |
SEL | SW | スイッチ接続用 ショートさせればONです |
|
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LED | LED接続用 左K(-) 右A(+)の並びです |
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STB | SW | スイッチ接続用 ショートさせればONです |
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LED | LED接続用 左K(-) 右A(+)の並びです |
||
ACT | LED | アクセスランプLED接続用 左K(-) 右A(+)の並びです |
SEL | SW | GPIO7-[SW]-2.7kΩ-GND |
---|---|---|
LED | GPIO8-[右A(+) 左K(-)]-330Ω-GND | |
STB | SW | GPIO9-[SW]-2.7kΩ-GND |
LED | GPIO6-[右A(+) 左K(-)]-330Ω-GND | |
ACT | LED | GPIO4-[右A(+) 左K(-)]-330Ω-GND |